撮影日 自動車:2024年12月11日 鉄道:同年12月14日
自動車・鉄道ともに酒田市を通過していよいよルートは最終局面に差し掛かりました。
ー途中経過ー
鉄道優位の所要時間
最初は自動車・鉄道ともに所要時間に差はありませんでしたが、距離を進むに連れて特性の違いを垣間見ることが出来ました。
所要時間で優勢なのは鉄道で、自動車が鶴岡市を通過した時には鉄道は既に酒田駅に到着した後でした。
この先の交通事情
ここまで来ると自動車が鉄道を追い越すことはないでしょう。
しかしこの先、人口の少ないエリアを通るので庄内平野よりもスピードが上がることは間違いありません。
対する鉄道は単線区間が増え、行き違いのための停車を行うため足止めを食らう時間が出来てしまいます。
こういった交通事情があるのでこの先どれだけ差が開くのか予想がつきません。
この先の様子を見ていきましょう。
ー鳥海山と日本海が目に付く酒田~秋田間ー
自動車
休憩地点:道の駅象潟
海岸部の防風林を通る遊佐町
酒田市を通り越してなおも北上を続ける自動車ですが、ここから先は交通量が減ってまた走りやすくなりました。
酒田市を抜けた次の自治体は遊佐町、山形県最後の自治体です。
海岸部に植えられた松林が目に付くバイパス道路を前の車に付いていくように走りました。
片側2車線ですが交通量は多くなく、信号に引っかかることもないのでここで所要時間を短縮したいですね。
再び現れた日本海を眺めながら秋田県突入
遊佐町も終盤に差し掛かると進行方向左には再び日本海が現れます。

村上市北部から見た景色よりもずいぶんと高い場所を通ります。
天候は自動車運転日も同じようなものでした。
遠くまで見渡せることも相まってこちら側の方がより荒々しさを感じさせる光景です。
こんな風景を眺めているうちに道路は秋田県へと突入しました。
秋田県最初の自治体はにかほ市、かつて松島とならんで遠浅の小島が並んだ象潟が存在する場所です。
道の駅象潟で休憩
そんな日本海を眺めながらこのまま進み続けたいですが、安全性が優先です。
にかほ市にはこの象潟をモチーフにした道の駅象潟が存在します。ここで体力を回復させましょう。
道の駅の規模はこれまでよりも大きく、駐車場から施設までの距離も長いです。
私はトイレに行った後は外に出ることはせず、車の中で20分程昼寝をして出発しました。
列車とはまた差が開いてしまいますが、そもそもの性能が違うんだと割り切って進みましょう。
差を開くまいと必死に列車の後を追う自動車
道の駅を出発した後はこれ以上遅れを取るまいと、国道を快調に飛ばします(もちろん交通ルール順守です)
道幅は広く、前を走るトラックと乗用車も勢いが収まりません。
やがてにかほ市を抜けて隣の由利本荘市へと差し掛かると交通量は増えて若干速度が落ちました。
この速度が落ちた地点の近くには羽越本線の羽後本荘駅があります。
この駅から先は乗客が増えるのですが、並行する道路の交通量もまたつられるように増加するのです。
市街地突入ギリギリまで差し迫る海
交通量も増えますがその分、道路の整備も行き届き羽後本荘駅付近から離れれば速度は元通りです。
道路左側には砂浜目に付く日本海がどこまでも続きます。
そんな海からは男鹿半島が見え、北上するにつれて半島が大きくなってきました。
秋田市街地は男鹿半島付け根の少し南に位置するので半島の大きさでどれだけ近い付いたのか、大まかに知ることが出来るのです。
看板にも秋田市街地までの距離が表示され始め、いよいよ市街地に入るんだなと気が引き締まります。
一方で海はまだまだ離れる様子を見せません。
市街地に近づけば次第に海は見えなくなり、住宅街が広がる風景が見えるものです。
しかし国道7号では市街地まで10kmの距離でも相変わらず海を眺められるのです。
海の風景を眺められることは嬉しいですが、道を間違えたんじゃないか?と不安もこみ上げます。
雄物川にかかる橋を渡ってようやくその不安を拭うことが出来ました。
ここまで来ればイメージ通りの市街地が姿を現します。
そして臨海十字路交差点で長らく走ってきた国道7号とおさらばして秋田駅を目指します。
看板を頼りにゴールの秋田駅を目指す

国道7号と分離した後の道は市街地らしく、30~40km/h程の速度に落ちるほどの交通量の多さです。
それまでのスムーズさは一体どこへやら・・・しかしあと数キロでゴールの秋田駅です。
私の通った県道26号は行政施設が集まる場所で看板の表示は充実していました。

そのおかげで道を間違えてタイムロス・・・なんてことがなくすんなりと秋田駅が目に飛び込んできました。
駅舎が見えてきたらいよいよ終盤、交差点もより複雑な造りをしています。
これまで以上に周りの車の動きを観察して慎重に交差点を曲がりました。
遂に到着!冷たい雨が降りしきる秋田駅
水原駅を出発してから長く走ってきましたが、遂にゴールの秋田駅へ辿り着きました。

写真の交差点が計測を停止した場所です。
水原駅から秋田駅までの所要時間は6時間1分 走行距離は255kmでした。
鉄道

酒田駅到着から10分後、9時44分に列車は駅を発車し終点の秋田駅を目指します。
利用客の少ない鳥海山麓区間

酒田駅を過ぎた列車は鳥海山の麓を回るように走ります。
そしてこの区間は利用者が少なく、比較的自由に車内を動き回ることができました。
運転席付近から眺めると疾走感ある列車の動きっぷりを楽しむことができます。

鳥海山は人見知りなのでしょうか?私が通る時に高確率でこのように顔を隠してしまうのです。

天候は晴れたり曇ったり、雪がチラついたりと情緒不安定なものでした。
このような天候は終点の秋田駅までずっと続きました。

吹浦駅を越えて県境付近に差し掛かるとこちらも日本海が姿を現しました。(吹浦駅の隣、女鹿駅は通過)

頻繁に晴れたり曇ったりを繰り返すので、荒々しい日本海にピッタリの風景となりました。
しかしこれでも風はそれほど強くないため、列車は時刻通りの運行、自動車との差をさらに開いていきます。

県境付近で海の風景を楽しんだ次は陸側に目を向けてみましょう。
列車はかつての小島が点在する象潟を駆け抜けます。
ここを越えたら次のラップボタンを押す地点である羽後本荘駅が近い合図です。
学生需要が現れる羽後本荘駅以北区間
陸に打ち上げられた小島を通り過ぎておよそ10分、列車は羽後本荘駅へ到着しました。
由利高原鉄道の乗り換え駅でもあるこの駅でラップボタンを押します。
タイムは4時間19分43秒 時刻は10時49分
ここから先は運行本数が1時間に1本の頻度まで増えて途中で行き違いのために数分停車する駅があります。
数分の停車がタイムロスになってしまうのは間違いありませんが、既に40分以上リードしているので抜かれることはありません。
海から住宅街の風景に様変わり、移り変わり激しい秋田駅周辺

国道と同じく日本海は市街地に入るギリギリまで見ることができます。
秋田駅から3つ手前の桂根駅を通過するまで住宅はまばらで農村部と変わりません。
しかし車内では立ち客が出てくる程に混雑しているので市街地に近づいていることが実感できます。

雄物川の手前、新屋駅を発車後には住宅街が広がり、本物の市街地に入ったと気付くことができます。

川の近くでは視界が悪くなりましたが、運行には支障がありません。
羽越本線最後の駅、羽後牛島駅を発車していよいよ次は終点の秋田駅です。
ホームをゆっくりと入線、終点の秋田駅

列車はいくつも分岐する広い線路を徐行しながら終点の秋田駅ホームへと入っていきました。
列車が駅のホームで完全に停止したところでストップウォッチを止めます。
タイムは5時間7分 到着時刻は11時36分
自動車よりも54分早く到着することができました。
水原駅から秋田駅までの走行距離は262.8kmで自動車よりも6~7km長くなりました。

ストップウォッチを停止した後は私も列車を下りて改札を出ることに。
ー結果発表ー

自動車と鉄道で水原駅~秋田駅までの所要時間を計った結果、鉄道の勝利という結果となりました。
最初は抜いて抜かれてを繰り返すイタチごっこのような状態でした。
しかし距離が離れるにつれて両者の所要時間にも差が現れ始め、最終的には54分のリードで鉄道が勝利しました。
個人的にはもっとタイムが拮抗するものだと思っていたのでここまで所要時間の差が開いたことに驚いています。
スピード面で強みを発揮した鉄道、今後は鉄道での移動を増やそうと思ったきっかけとなりました。
ー使用した切符ー

普通列車が乗り放題!特急券を払えば特急・新幹線にも乗れる週末パス
水原駅から酒田駅まで使用した週末パスはJR東日本が発売しているフリー切符の一種です。
料金は8880円
指定した土休日の2日間、関東甲信越・南東北の広い範囲で普通・快速列車が乗り放題となる便利な切符です。
特急・新幹線の場合、別途特急券を購入すれば乗車可能です。これは青春18切符にはないお得な点です。
制約は文字通り土休日の2日間しか使えないことです。
しかしそれを差し引いてもお釣りが出てくるほどのお得な切符です。
特に関東や甲信地方に向かう際にはおススメの切符です。
酒田~秋田間は別途乗車券を購入
酒田駅以北では週末パスは使えないため、別途乗車券を購入して進む必要があります。
料金は1980円
なお、水原~秋田まで通しで購入した場合の運賃は4840円です。
そのため、水原~秋田を移動するだけなら乗車券を直接購入した方が安く済みます。
私は次の日にまた鉄道で移動する予定があるため、週末パスを併用しました。
週末パスはこういった場合にも便利です、是非皆様もご利用ください。