各地点の紅葉を見比べる京都旅行 天龍寺編

自然
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訪問日:2024年11月27日

渡月橋から紅葉を眺めて京都旅行が始まったところで、次の名所へ向かおうと歩き出しました。

ー紅葉見頃!この文字に引き寄せられて境内へー

これを見せられたら立ち寄らずにはいられません。

渡月橋を渡り終えた後は嵯峨嵐山駅まで戻ろう、そう考えていました。

ところが道中のこの看板を目にして立ち寄らない、そんな選択肢はありませんでした。

進行方向を90°回転させて参拝道へと進みます。

石碑を越えて方丈まで歩く

既に開園時間を迎えていたのでそのまま歩きます。

石碑を越えた先の道では左右に色付いた木々が立ち並んでいるので首を右へ左へと忙しいです。

全体図を収めるのは難しいです

道を歩く最中にも紅葉の木が見えるのですが、長い間見ていると次第に見るだけでは落ち着かなくなってきます。

落ち着きを取り戻す方法、それは色付いた紅葉を写真に収めることでした。

「どこを映せば鮮やかさが映るんだろう?」そう考えながら試行錯誤を繰り返します。

しかし私の能力では上記の写真が限界でした。

イロハモミジ

そして色付くイロハモミジの葉を一枚撮って落ち着きを取り戻すことが出来ました。

紅葉と聞けば思い浮かべる典型的な種でここでも真っ赤に染まっていました。

ここから先に位置する庭園でも植えられているので今後も目にすることが出来ます。

アスファルトから石畳の参拝道へと入り込む

これまでアスファルトで舗装された道を歩いていましたが、建造物からは逸れた場所でした。

このままだと庭園からどんどん離れる、そんな不安が浮かんできたので伽藍のある方向へと移動です。

石畳の参拝道

先程のアスファルト道から逸れて30歩程、石畳の道へと合流しました。

道の後ろには門があり、こちらが本物の参拝道だと確信しました。

先程よりも正確に映った気がします

先程の満足感はどこへ行ったんだ?思わず突っ込んでしまう場面に差し掛かりました。

私はまたカメラモードを起動していました。そして目の前のイロハモミジを一枚。

今度は色付いた葉をしっかりと映し出すことに成功しました。

ー方丈(書院)を越えて庭園の風景に迫るー

波を思わせる石の庭

本物の参拝道にたどり着き、その脇の紅葉に見とれながら奥に見える方丈(書院)までやってきました。

この奥に庭園が広がっているのですが、ここから先は料金が必要です。

門をくぐって均された石の庭を歩きます。

門をくぐった先では雰囲気がガラリと変わった気がしました。

自分が誰かから招かれている、そんな気分で石の庭を見て歩きます。

そして今ここを歩いている瞬間にも上空からは鳥の生命力感じる声が聞こえてくるので一歩一歩が新鮮でした。

庭園の風景に見とれるのは皆同じのようです。

方丈の周りをC字状に歩いて、この季節のメインディッシュともいえる紅葉の庭園が飛び込んできました。

ここは曹源池庭園(そうげんちていえん)

石・池・木のバランスが絶妙な長い時間眺めていられる観賞には持ってこいのスポットです。

右側に見える均した石の風景を見ていると、脳内で勝手に波立つ映像が再生されました。

この時の私の脳内はJRが流す京都のCMのような映像で詰まっていました。

この方丈(書院)は来客をもてなす役割も果たしていたようで、一般公開された今でもこの風景に見とれる様子は変わりません。

風景に吸い込まれそう・・・水面に映った庭園の紅葉

紅葉の赤は一際目立ちます。

方丈の奥まで歩いて振り返った風景です。

池の端に植えられたイロハモミジの色付きに目を奪われました。

奥の木々と比べても一際目立つ色付き方で、葉一枚一枚にライトでも埋め込まれてるのか?

そう疑ってしまうくらいに輝いていました。

奥の木々は最初からあった⁉あまりに溶け込んで気付かない一体化した風景

こんな風景の中で宴会、そんな想像が浮かんできます。

さらにこの庭園に圧倒されたことがあります。

庭園の一部だと思い込んでいた後ろの小高い盛り上がりは元からそこにあった自然の風景でした。

この事実を知ったのはここを去ってからのことです。

つまり私は作庭者の設計に見事にハマってしまったわけです。

こんなところまで計算して造りこむなんて・・・設計の様子を直接目にしたくなりました。

やはり大勢の観光客が訪れるのも納得の光景でした。

物珍しい場所に行こう行こうと、珍しさばかり気にする私ですがこの時に大勢が来る名所も凄く良い。

そう感じました。この満足感をキープしたままさらに美しい名所を探して移動します。

今度は市街地から少し離れてより自然を感じられる場所へ移動するつもりです。

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