撮影日:2024年6月17日
春から夏に移り変わってもう半月、長袖とはおさらばして涼しい環境が恋しくなってきました。
夏バテしてしまう前に花でも観賞して気を取り直そうと思います。
今回は日本四大あやめ園の一つとされている新潟県新発田市五十公野公園に出向いてきました。
付近に広がる水田地帯を走りながら公園の駐車場に車を停めて出発です。
まずはあやめ園へと続く入口とも呼べる場所です。
子供たちが遊びまわる遊具地帯を越えた先にある池です。
写真の位置で立ち止まると風が弱まる度に周囲の松林が水面に映し出されます。
以前冬に訪れた際の池にはおびただしい数のカモが市民プールの如く泳ぎ回っていたのですが、それとは正反対の光景です。
池自身がスイッチでも切り替えているのでしょうか、この時はそう感じてしまいました。
池の右横にあやめ園へ続く歩道があり、私も歩きます。
あやめ園に向かう以外にもジョギングコースとしても利用されており、前からも後ろからも走ってくる人間とすれ違いました。
見るからに暑そうですが各々に茂らせた緑の葉がそれを和らげてくれます。
左の並木は桜ですが、花が散った後で癒されたのはこの時が初めてです。
花以外にもまた別の魅力があるんですね。
そんな桜の別の一面を知った後はいよいよあやめ園へ到着です。
日当たりの良い開けた土地に青紫・黄色・白といった花が並んで咲いています。
花の前には品種の名前が書かれた板が置かれていて、これは○○あれは○○といちいち数えていると頭がパンクします。
それだけ数多くの品種が植えられているのです。
あやめ園を整備している方に聞いたのですが、実はここに植えられている花はアヤメではなくショウブという別の種類のようです。
ショウブもアヤメの仲間ですが、本物のアヤメは春の終わりに咲くようで初夏では変わってこのショウブが咲き誇ります。
しかしパッと見て識別はできません。
私も整備員の方にお聞きするまではアヤメだと勘違いしていました。
それほど両者は似ているのです。ですからアヤメじゃないと知ってもがっかりすることは全くありません。
ショウブの場合、おしべに近い花びらの真ん中に黄色い線が走っているのが見分けるポイントだと耳にしました。
小高い場所から撮ったものです。
こうやって何人も観賞している光景を見るとやっぱり花の力は底知れないと感じます。