長良川を遡って辿り着いた初秋の城下町・郡上八幡

国道
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撮影・訪問日:2024年9月27日

多治見市を後にしてJR太多線に平行する国道を走行、さらにそこからは長良川沿線に沿って岐阜県を北上しました。

日本旅行「赤い風船」

ー初秋の長良川の脇を北上するー

長良川 水は透き通っており釣りや川遊びの客が見受けられます。

濃尾平野の平坦な地形が終わり少しずつ坂を登っていくにつれて川が近くなってきました。

何日か前の雨で薄く濁った信濃川水系とは違ってこちらは淵を眺めると青みかかっています。

着ているシャツを脱いで今すぐに飛び込みたいと思わせる綺麗さです。

ちなみにこの景色の近くに位置する道の駅でいただいた定食が絶品で写真を撮ったはずが、まさかの記録されていませんでした。

気付いた時には既に私の胃袋の中だったために残念です・・・

水中を覗いて魚の動きを観察したくなります。

深みがあちこちに見受けられ魚が多く潜んでいそうです、下流部なら鵜飼いが見られるのでしょうか。

国道156号

走っている道路はこのような環境です、どんどん平地が狭くなり川の幅も縮まります。この先に目的地は存在します。

ー歩いて回るには大きい、ウォーキングにもなる城下町ー

郡上八幡の城下町

長良川を遡ること2時間、目的地に到着しました。

ここは岐阜県郡上市に位置する郡上八幡、川が作った可住地にできた城下町です。

駐車場に停めて早速歩き回ろうと思います。

街は大きい

歩いて回れるコンパクトな街だと考えていたら予想以上に歩くこととなり早くも体力を消費していきます。

歴史を感じる通り

しかしそんな疲れによる不快感をかき消して、むしろ気分を良くしてくれる風景の素晴らしさ。

疲れを感じても街の面白さが私の足を止めてくれません。

中でもこの柳の木が並ぶ道は目に焼き付けなくてはなりません。

郡上八幡と検索するとまず表示されるのがこの通りであり、私はここだけを郡上八幡だと勘違いしていたほどです。

実際は周りにも伝統的な街並みが広がっているため楽しみが増えてラッキーなことに。

平野から離れて暑さは和らいでいるものの、歩くと汗がにじみ出てきます。

そんな人たちを涼ませてくれるスポットであり私もそのオアシスとも表現できるこの通りをじっくりと歩いてみました。

反対側も美しい

真夏と比べて日差しは穏やかで脇の水路の流音が四季折々の日本を感じさせます。

ここで目を閉じると流音が耳の奥まで響き、自分が旅人だと錯覚するのです。

そんな旅人は今度は街を上から眺めたいと思い、丘の上に建つ天守閣を目指すことにしました。

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ー上から見ると密集している城下町ー

ここまで遡っても水は澄んでいます。

丘に見える天守閣目指してまずは川にかかる橋を渡ります。

ここでも深みや岩場が点在しており速い流れの避難場所としてたくさんの魚が泳いでいそうです。

実際に川では旅館の従業員と思われる方が釣りに勤しんでいました。この川の魚はきっと美味でしょう。

結構時間を要します。

丘の標高は意外と高く入口の坂を見上げると足がすくみました。

足が緊張を始めましたがここまできて登らないという選択肢はありません。

固まりつつある足を前に出して進みだします。

郡上市全体の人口3,6万人より遥かに多く見えます。

小さな盆地に住宅が密集しているために人口以上に大きく感じられる町です。

天守閣から眺めたら町はどれほど大きいのでしょうか、期待が高まります。

郡上八幡城

丘の上まで登りきりいよいよあの天守閣の内部に入ります。

姫路城を思わせる光り輝く白、ふもとからでもよく目立ちます。

これまで訪れた岡山城や高知城・松山城などと比べると狭い入口です。

ここで敵を一網打尽でしょうか、闘いには疎いため私のあてにならない直感をお許しください。

見通しが良い天守閣です。

天守閣もまた、これまでの訪れた城と比べれば小ぶりです。

高い丘の上ですから軍事上の拠点としてはこの大きさで十分なのかもしれません。

太陽光が強すぎて調整が難しい・・・

期待とおり!天守閣から眺めた城下町の風景です。

奥まで山に呑まれている影響でそれまで人を寄せ付けない険しい道の中で突如現れた立派な町。

そんなストーリーが脳内で再生される一枚となりました。

国道方面

国道が伸びる方向にも住宅がびっしり、町村が合併して出来た市に住む私にはやはり人口以上に密集しているように見えるのです。

そして険しい道に現れるそこそこ広い平らな土地は居住に適しています。

こういった環境だからこそ名の知れた城下町を形成できたと考えることが出来ます。

中央部にはこれから進んで行く国道が確認できます。

密集具合は落ちますがまばらというには家が多すぎるのが長良川の上流方向です。

スーパーマーケットも見受けられ現在の生活拠点となっている場所なのでしょう。

夕方ともなれば混雑するのではないでしょうか。

昭和っぽい商店街、結構好きです。

天守閣構える丘を下りて駐車場へと戻る最中に昭和を感じさせる商店街を見つけ一枚。

有名観光地にはこういった場所をよく見かけ一昔前はそれはそれは賑やかだったのでしょう。

昭和時代の映像を見ることがありますが、その時に賑わっている商店街を目にします。

私は実際には見たことがありませんが実際はどうだったのでしょうか?

一通り城下町を歩き回って満足したのでさらに長良川を北上しようと思います。

次の目的地は高山市です、いよいよ美濃から飛騨に突入ですね。

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