青春18きっぷを使って長距離旅行 北海道ver 北海道までの長い道のり、東北を縦断する編

自然
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撮影日:2024年10月13日

10月も半ば、山に向かうとあちこちに木の実がなり秋の深まりを感じます。

そして秋の代名詞といえば紅葉、私の地元新潟県では11月上~中旬が見頃です。

それに対して北海道では一足早く色付いていることでしょう。

10月の紅葉は一体どんな見た目をしているのでしょう?期待を膨らませながら列車で北上していきます。

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ーいきなり幻想的な霧の光景が!ー

稀な光景

水原駅から6:29発の始発列車に乗り込んで僅か3分、早くも幻想的な風景のお出迎えです。

薄い霧がかかりますがその上は快晴、奥の山地も霞んで見えます。

目の前の田んぼはいつも通りですが奥の山地は普段と時間の流れが全く違いました。

この時は見慣れているはずの山が一つの生命体のように思えたのです。

こうして山のいつもと違う表情に只々驚きながら最初の駅に停車、その後はすぐに霧が晴れていつもの見慣れた光景へと戻りました。

霧はすっかり晴れてしまいました。

10月も半ばを迎えると稲刈りは終わって田畑からは静けさが伝わってきます。

こんな風景が続く中で列車は村上駅まで快調に飛ばします。

ここから先は乗客がグッと減ります。
日本海が見えると気持ちが次の場面へと切り替わります。

この日は出発地からずっと天気が崩れることはなく海の向こうまで青空が広がっていました。

この優しい空に照らされた海はいつも以上に穏やかに見えました。

奥に見えるのは粟島です。

新潟県も北端部に近い場所ですが辺りはまだまだ色付きそうにありません。

海沿いなので夜も色付くのに必要な8℃まで下がらないのでしょう。

少し海から離れたら変わるのでしょうか?この先で確かめましょう。

ーまだまだ青葉が茂る東北地方南部ー

庄内平野

しばらく日本海にへばりつくように走った後、鶴岡市と酒田市を有する広大な庄内平野へと移動しました。

ここもまだ木々は青葉を茂らせており大して夏と変わらない光景が続きます。

もっと近づいて観察すれば果実が垂れ下がり夏ではないと分かるのですが、今は列車の中ですから観察できません。

これからどんどん北へと向かうのでどこで色付き始めるのか気になります。

酒田駅から終点・青森駅までは電気で走る電車での移動です。

最初に乗り込んだ列車は終点の酒田駅に到着しました。

ここから先は文字通りの電車に乗り換えて秋田・青森と進んでいきます。

鳥海山周辺だけ曇っていました。

山形県最北端の遊佐町でもまだ色付きは始まっていません。

この調子だと秋田県へ入っても色付きは期待できないのではないでしょうか。

しかし色付きだけに目を向けていてはとせっかく旅行した意味がありません。

何か秋を感じさせる風景はないか探していきます。

雄物川にかかる鉄橋 後ろに入れる車両だったことが幸いです。

やはり一番秋を感じさせるのはこの晴れた空でしょう、夏に比べると天井が高く移動して決して届きません。

そして強烈な日差しが照り付ける夏とは違って穏やかな日差しが伝わってきます。

辺りの草木がまだ青葉の中、この青空を眺めていると楽しさがこみ上げます。

これに気付いた後はよく秋晴れの空を見渡すようになりました。

この穏やかな青空が紅葉の他に秋を感じさせる風景だと気付いたからです。

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ー高い山の山頂が色付いている!変化が現れた東北地方北部ー

秋田駅 これまで通ってきた羽越本線の終着駅

そんな要素に気付いた私は秋田駅で乗り換えた後もその気持ちが続きます。

また、秋田市から北は広い平野が続いているので晴れた空を眺めるには絶好のコンディションだと言えます。

奥に見えるのは男鹿半島

予想通り秋田市を通り過ぎると見事な青空が広がっていました。

雲も少なく、見つけても高い位置にあるせいか平野が無限に広がっているかのような錯覚に陥りました。

一面に広がるじゅんさい池
米代川

東能代駅を通り過ぎると列車は90°方向転換、東へと進みます。

車窓からは米代川がチラチラと見え、列車は流れに逆らって内陸を目指していきます。

ここまで来ても周りの木々は青葉で太陽の位置に目を瞑れば夏と見分けがつきません。

一体どこまでこんな様子が続くのでしょう・・・

奥に構える岩木山の中腹は見事に色付いていました。

ちゃんと紅葉が見られるのかな?と焦ってしまいましたが、青森県へ突入してから様子が変わり始めます。

「はぁ~ここまで来てもダメかぁ・・・」と落胆している時にふと山の方を見上げました。

1秒後には「見上げて良かった」と喜びました。山の上部はしっかりと色付いていたのです。

残念ながらスマホのカメラ機能では納めることは出来ませんでした。

しかし肉眼では麓の青葉と上部の色付いた葉のコントラストが確かに目に入ってきます。

中でも周囲は平らでポツンとそびえる岩木山は目が離せません。

青森県最高峰のこの山では山頂付近は既に落葉していますが、代わりに少し下、中腹部分ではオレンジ色に輝いていました。

ここに来てようやく変化が見られました、やはりゆっくりとですが季節は進んでいるようです。

今まで募っていた不安がすっと抜けていく感覚になったことは忘れられません。

終点の青森駅 この日の鉄道移動はこの駅まで

この日のラストスパートで色付いた山の風景を見られて満足しながら列車は終点・青森駅へと到着しました。

この後は港まで移動してフェリーに乗り込む予定です。

しかしまだ時間があるため少し海に近いこの駅周辺を見て回ろうと思います。(次回へ続く・・・)

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