より市街地に近づいた若狭一宮、若狭姫神社

建築物
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若狭彦神社を参拝してイモリの物珍しさに夢中になった次の目的地は同じく若狭一宮、下社の若狭姫神社です。どのくらい離れてるんだろうとナビを確認すると思いの他近く、音楽を流せば1曲か2曲終わるうちに着いてしまいます。

小浜市街地に近づいたために参拝者も増えるのでしょう、こちらには駐車場が設置されており上社のように車を停めることに困ることはありませんでした。ただし駐車場は狭く道路にむき出しになっているため、目を離すことはできません。

安全に停められたところで車から降りて鳥居にやってきました。上社と比べると樹木の感覚は離れており開けた場所で随神門から本殿までが一直線に確認できます。

上社が木々に囲まれて静けさに支配されていたのに対してこちらはもっと開放的で祭りなんかが行われる姿を想像してしまいます。しかし随神門や本殿にコケが生育していることは共通しており、こちらでも自然の恩恵に与ることができました。

本殿は先程参拝を終えた上社・若狭彦神社のものとそっくりで写真だけを見るとその区別が難しいです。一つ違う点があるとすればやはり左側にそびえるスギの巨木でしょう、長い年月をこの場所で生き延びてきたことから不老長寿の御利益があると信じられているようです。

そしてこの巨木との背景に何事もなかったかのように佇む本殿、どちらかに視線を取られてしまうわけでもなく2つ揃って画になるところが感慨深いところです。

周りの木々の成長力もすさまじく、本殿が隠れてしまいそうです。

御祭神は豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)で上社に祀られている彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)の妻で農業・漁業そして安産育児にご利益があるとされています。ここは海からそう遠くなく、山も近いため信仰と自然条件が重なっています。

私は農業にも漁業にも携わってはいませんがここまで来て参拝せずに帰るわけにはいきません。しっかりと手を合わせて参拝させていただきました。

今回、2つの若狭国一宮に足を運びましたがどちらも賑やかさではなく反対に静けさが神秘性を放っているなと感じました。私もさらに自然への理解を深めればそれはそれは刺激にあふれる世界を見ることが出来るんじゃないかと思い、知識を深めようと思います。

さて、次は若狭国から越前国へ移って同じく一宮へ参拝します。

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