規模がデカい!中山道の宿場町 奈良井宿

建築物
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あと数日で夏至をむかえる初夏の季節、昼の長いこの時期にせっかくだから遠くまで行ってみようと思い浮かんだ場所がここ奈良井宿です。

今回は高速道路を使用しての移動です。高速道路を運転するのは2年ぶりのことでハンドルを握る手はブルブル震えていました。うまく運転できるのでしょうか。

高速道路を走った際の私の感情を綴りたい気持ちもあるのですが今回の話の趣旨から大幅にずれてしまうのでさっさと目的地へ向かいましょう。

しかし休憩の際に立ち寄った姨捨SAからの眺めだけはどうしても忘れられず載せたいと叫んでいます。

中央を流れる犀川(千曲川の支流)を挟んで町が広がっているのが見て取れます。夜になると家々から放たれる光がさらに美しく見せてくれることでしょう。機会があればもう一度ここを訪れてみます。

その後は長野自動車道を南西方向へと進み、塩尻市街地を抜けて奈良井川を遡ります。この奈良井川までも信濃川水系、つまり千曲川の支流だと知った時、河川のネットワークの広さに感心させられるのでした。

中央本線の踏切を渡って駅直結の駐車場に車を停めたらいよいよ観光です。

流石、奈良井千軒と言われただけあって宿場町と聞いて想像する規模の倍以上の大きさです。家々に下がる看板がまるで都市の商店街を思わせます。

道幅だけを見れば馬車が駆け出すことも難しくはないでしょう、もちろん自動車だってすれ違いには困りません。(住民以外、自動車の通行は禁止されています)。乗馬の体験でもしてみたいですね。

最奥部の坂の上にはそこだけ静けさを放つ神社が建っていました。宿場町の賑やかな雰囲気とは違って今にでも祭りが行われそうでウキウキしてきます。

折り返して左の街を見ていると資料館らしきものが見えてきました。当時の生活道具が展示されているのでは?と思い吸い込まれるように中に入ることに。

歴史の教科書でよく見る家の部屋ですね。この居間で食事をとったりお客様と茶を飲んで会話を楽しんだり団らんしたり、スマートフォンやゲームをはじめとする娯楽あふれる世界にどっぷりと浸かっている私ですがそんな体験をしてみたくなってきました。

もう一つ感じたのは想像していたよりも室内が明るいということでした。電気をつけていても洞窟のように辺りは暗くて圧迫感があるものというのが昔の家のイメージです。その凝り固まったイメージを砕いてくれたのがこの施設です。これからはもっと広い視野でものを見なければと思います。

資料館を後にして来た道を引き返します。道の中央から街を見上げると改めて規模の大きい場所だと実感できます。これだけ大きければ旅人も飽きることはないでしょう、奈良井千軒、この言葉は馬鹿に出来ませんね。

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